業務案内

鈴木林業では植林から下刈り、間伐、皆伐・素材生産まで、すべての林業作業を行っています。
主な業務は以下の通りです。

林地の〈調査・計画〉

まずは林地を調査するところから業務は始まります。
森林簿や登記簿からおおよその面積、林齢・樹齢等を推測します。
そして現地を自分の目で見て歩くことで、実際の林齢や隣接する林地との境界線が明確になります。
その後、測量等を行い、必要な作業日数や資材等を計画します。

調査による現況の把握がすべての業務の第一歩です。

適度な〈間伐〉で健やかな成長を促す

林業界では、まっすぐに伸びた上質な木材を作るため、植林時には一定の面積にたくさんの苗木を植え付けます。
そのたくさんの苗木たちが互いに競い合いながら、まっすぐな木へと成長していきます。
しかし、みんなが大きくなるにつれて、成長するための空間が狭くなります。

この成長するための空間を作ってあげるのが間伐です。
間伐によって空間が生まれると、そこに枝葉を伸ばし、根っこも伸ばし、さらに太く立派な木へと成長が促されていきます。

間伐という仕事は、何十年先の姿を想像しながら育てていく木を選び、それ以外の木を伐採していきます。
今と将来の両方をしっかりと見る目が必要な、大切な仕事です。

長年手付かずで薄暗い林も間伐で明るく

数十年前に植林されたものの今はまったくの手付かずというような林も、適度に間伐することで明るい林の姿を取り戻せることがあります。
間伐のタイミングを逃した林でも、間伐により適度な樹冠距離を作ってあげることで、枝葉と根の広がりを促すことは可能です。

収穫作業〈皆伐・素材生産〉

植林して下刈り、枝打ち、間伐と手入れしてきた山林も、最後は皆伐という形で収穫作業を行います。

鈴木林業では、架線を利用した集材・搬出作業を主としている所が特徴です。
架線集材の現場では、集材機やラジキャリーを主に使いつつ、地形等の環境に合わせてタワーヤーダも導入して集材を行います。また、地形環境によってはプロセッサー等の高性能林業機械も活用しています。

次世代のための〈地拵え〉と〈植林〉

杉や桧は植林から伐採までに50年近い年月がかかります。
今日伐採させてもらった林は、先代や先々代がじっくり育ててきた大切な林です。
そうやって先代が私たちのために林を残してくれたように、私たちも次の世代、そのまた次の世代に向けて良い林を残していかなくてはなりません。

そのために鈴木林業では皆伐をしたら、次世代のための地拵えと植林を必ず行います。

地域と共に持続可能な林業を